そういえば、先ほどたまたま見つけたのですけど、大阪市立美術館で佐伯祐三展を開催中なんですね。
大阪市といえば、佐伯祐三の出身地であるためバブル期に計画された大阪市立近代美術館のコレクションとして著名な佐伯作品(美術の教科書に載っている「郵便配達夫」など)を所有しているのですけど、定期的にこう展覧会を開催してくれているのはうれしい限りです。佐伯作品というと、重苦しい色彩の中に激しい魂の筆づかいで描かれているパリの町並みという(しかも、壁に貼っているポスターなんかは結構遊び心が入ってたりします。)のが定番ですけど、これもブラマンクに一蹴されてからですからねぇ。油絵の具で“描く”というよりも、油絵の具を混ぜるときに使うパレットナイフで絵の具を乗せて描いたんじゃないか?(というよりも、パレットナイフでところどころ描いているような……)というような凹凸の激しい(といっても、ゴッホほどではありませんけどね)作品が多いですよね。きっと、アトリエの床には飛び散った油絵の具が散乱していて、すごい状態だったでしょうね。
一方、東京ではヨハネス・フェルメールの展覧会が東京都美術館で開かれています。前回、前述の大阪市立美術館にやってきたとき(2000年)には、まさか、日本で観られるとは思いもしなかった「真珠の髪飾りの少女」と「地理学者」を観るために5時間も並びましたけど、実物を観た瞬間に全く言葉も出さずにとりあえず食い入るように観ていました。「地理学者」の、窓から差し込む光や「真珠の髪飾りの少女」が照らされている照明は本当に写真で撮影したかのように(実際にカメラ・オブスキュラを使用していたらしいので、この表現はあながち間違いじゃないかも、です。)描かれています。同じく、「光の画家」と呼ばれるレンブラントやモネではなく、「ぼく」的には間違いなく「光の画家」はフェルメールですね。
今回は残念ながら大阪で観た2作品は来日していませんけど、やっぱり観にいきたいですね。こと、「手紙を書く婦人と召使い」や「ヴァージナルの前に座る女」、「リュートを調弦する女」など、窓から差し込む光を照明に描かれている作品群をじっくりと観てみたいですね。ここのところ、東京出張がほとんどなくなってしまったのでキツいですけど、終期までには是非とも足を運びたいと思っているところです。
仕事でバタバタしそうですけど、そういう時こそ好きな画家の絵を観るため美術館に足を運ぶのがいいかも、です。実際に所蔵している美術館まで行きたいのが本音ですけど。
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